新着情報

2025.01.09
お知らせ
【JA全中・日本米粉協会×多摩地域】栄養教諭・学校栄養職員向け研修会に登壇

2025年1月7日、東京都多摩地域の栄養教諭・学校栄養職員を対象研修会に、参加させていただきました。
本研修会は『ごはん給食×こめこ給食』をテーマに、対面およびオンラインで開催。
昨年の東京都葛飾区と埼玉県春日部市開催に続き3回目の参加となります。
 
【和食料理人による調理実演】
 
最初に和食料理人の白銀高輪「縁日(えんか)」佐藤 雄一様による、以下メニューについて調理実演をいただきました。
 
テーマ:米粉で作る、春の和食給食献立
 
主菜:鶏の照り焼きカレー風味
汁物:白身魚の米粉豆乳スープ仕立て
主食:白ご飯
(副菜:小松菜の黒胡麻和え ※実演無し)
研修会

 

調理実演・試食には、弊社の「米粉パウダー300g」をご使用いただきました。
実際に子供に食べてもらう工夫としてカレー味にすることや、視覚から食事を楽しんでいただく為の材料の色合いのバランスなどのお話がありました。
佐藤様は実際に大量調理も行われたことがあり、栄養教諭の方の立場に立ってなるべく工程を簡単にできるようにと考えられていた実演でした。
 
日本料理 縁日(えんか) https://enka-shirokane.com/
 
【生産者講演】
 
国立市谷保で代々400年続く専業農家西野耕太様による講演。
 
山間地との稲作の違い、環境に配慮した栽培方法を実践されているお話の他、
温暖化の影響により収穫時期が年々ずれることで、価格高騰が進んでいる現状について言及されていました。
東京の限られた土地を最大限に活用し、地域の援農チームと協力しながら生産活動を進めており、土地開発や高齢化といった課題に直面しながらも、「親子田植え・稲刈り教室」「しめ縄教室」などを主催し「地域の伝統を守りつつ新しい価値を創出する」という活動もされているとのことでした。
 
西野農園 https://nishinofarm.tokyo/
 
【製粉メーカー講演】
 
弊社は米粉の製粉メーカーとして、米粉の種類や特性(吸油率、とろみづけ)、米粉調理の魅力やおすすめの調理方法などについてご紹介しました。
また、従来の和菓子粉である上新粉と当社の米粉パウダーとの粒子の違いについても直接見て、実際に触れていただき、比較をしていただきました。
すでに米粉を使用実績のある先生からは、米粉の揚げ物やからあげ、とろみづけとしてシチュー、お好み焼きやたこ焼きなどの使用例を共有いただきました。
皆様より、米粉と片栗粉のとろみづけの違い等や米粉で作れるデザートについて高い関心が寄せられました。
研修会
 
他地域での取り組みの事例紹介として、予算の関係で材料の鶏モモ肉を鶏ムネ肉に変更したところ、パサつきが出たため残食が多くなったが、衣に米粉を使用したことでパサつきを抑え、しっとり感を維持したことから残食が低減。米粉の特性を活かすことについて、実際に食育・給食に携わっている事例についてお話を伺う大変貴重な機会となりました。
 
このような研修会を通じて、米や米粉をより身近に感じ、学校給食や食育の場でも活用していただけることを願っております。
ご参加いただきました栄養教諭・栄養職員の皆様、並びに主催のJA全中、日本米粉協会、和食給食応援団の皆様、誠にありがとうございました。
 
和食給食応援団 https://washoku-kyushoku.or.jp/