2024年8月27日、埼玉県春日部市、埼玉県東部の栄養教諭・学校栄養職員を対象研修会に、弊社も参加させていたしました。
本研修会は『ごはん給食×こめこ給食』をテーマに、対面およびオンラインで開催。６月も、東京都葛飾区開催の同研修会に登壇させていただきました。
 
 
【製粉メーカー講演】
弊社は米粉の製粉メーカーとして、米粉の種類や特性（吸油率、とろみづけ）、米粉調理の魅力やおすすめの調理方法などについてご紹介させていただきました。
また、実際に従来の和菓子粉である上新粉と当社の米粉パウダーとの粒子の違いについても直接見て、触れて頂き比較を頂きました。
すでに米粉を使用実績のある先生からは、米粉の揚げ物やからあげ、とろみづけとしてシチューなどの使用例を共有いただきました。
皆様より、米粉と片栗粉のとろみづけの違い等について特に高い関心が寄せられました。
 

 
 
【生産者講演】
埼玉県熊谷市　　　　熱田　聡　様
埼玉県春日部市　　　原　直樹　様
 
両生産者様の大きな違いとして、熊谷では二毛作による稲策であるご紹介がありました。
田植えから稲刈りまでのスケジュールの違い、高温障害によるお米への影響の他、最近ニュースとなっているお米不足の状況、子供たちへの田植えや稲刈り体験を通じての食の学びについて、生産者の立場からご講演がありました。
 
また、試食のごはんは、原様より収穫したばかりの春日部産新米をご提供いただきました。
 
 
【和食料理人による調理実演】
最後に和食料理人の恵比寿「和食・日本料理店　紀風」城田　澄風様による和食給食献立の実演も行われました。城田様は埼玉県出身、また過去にも春日部市学校給食の米粉メニューを考案されており、今回は、以下のメニューについて調理実演頂きました。
 
主菜：米粉衣の揚げ秋鯖味噌煮仕立て
副菜：焼きえのきと春菊黒胡麻酢和え
汁物：芋煮風　米粉のすいとん汁
主食：白ご飯
 
調理実演・試食には、弊社の「米粉パウダー300g」「白玉粉」をご使用頂きました。
栄養教諭様からは給食などの大量調理では、調理の工夫が必要との感想もありましたが、米粉を「揚げ衣」「米溶き米粉としてのとろみづけ」「すいとん」など様々な使用事例をご提案いただきました。
前回は、米粉１００％のすいとんを調理実演されたようですが、今回は白玉粉をブレンド。異なる食感についてもご好評の声が多数寄せられました。
 

 
春日部市様では、センター給食及び自校給食と提供方法が異なるため、一律でのメニュー採用などは難しいとは思いますが、この研修会を通じて、米や米粉をもっと身近に感じ、学校給食や食育の場でも活用していただけることを願っております。
主催の春日部市様とは、米粉のお取り組みでご協力させて頂いているご縁もございます。また、同じ埼玉県開催の研修会に登壇することができたこと、大変貴重な機会となりました。
 
ご参加頂きました栄養教諭・栄養職員の皆様、並びに主催の春日部市教育委員会様、その他JA全中、日本米粉協会、和食給食応援団の皆様、誠にありがとうございました。